沖縄といったら首里城

朱塗りが美しい首里城は、中国と日本の建築が融合した琉球独特の様式です。現在の建物は18世紀初めに再建された正殿をモデルに1992年に復元したものです。

首里城までに通る守礼門は、中国風の牌楼という形式で建立されており、世界遺産でもある園比屋武御嶽石門は、琉球の石造建造物の代表的なもので、現在は国指定重要文化財とされています。また瑞泉門は璧の門の上に直接、やぐらがのっているのですが、この形式のやぐら門は日本様式で、本土の城門でよく見られるもの。しかし、この門の特徴は、やぐらの中央に「瑞泉」という扁額が置かれています。これが琉球独特のものなのです。

そして首里城のメインとなる正殿は琉球王国最大の木造建造物であり、2層3階建て、正面の石階段の両脇には、「大龍柱」とよばれる龍の彫刻があります。また、手すりの奥にも一対の「小龍柱」があります。そのほか柱や梁にも龍の彫刻が多く施されているのです。装飾化した龍柱は琉球独自の建築形式といってよいでしょう。また正殿の壁などの彩色塗装には、桐油が塗られているほか、下地の一部は漆で仕上げられています。